大工道具 玄翁2
お疲れ様です
イケメン大工のamouです
、、さて 笑
シンプルなものを追求していくと
今まで見えていなかったものが
次々と見えてきたりします
宇宙的です
製作はシンプルで単純なものほど難しい
誤魔化しがきかない
世の中 全てどんな事でも
突き詰めれば
結果 シンプルで
単純なものなのかもしれません
シンプルシンプルうるさいですね
では
てなわけで
柄の仕込み
柄をすげる とも言います
大工さん達の中で
玄翁の柄は
かなりお気に入りに個人差があり
これじゃなきゃダメ‼︎とか
大工同士でも人の道具に滅多な事は言えません
大工さんは
癖がある方が多いから怖いですよ笑
こっそり恐々Blogに書きます 笑
ここでの仕込みは
穴大工の仕込みです
穴大工わからない方 Googleで笑
今はこの仕込みです
最も良い仕込み時期は
1番乾燥した2月から3月
大安で
晴れた日がいいと思います
なんとなく笑
基本的に
玄翁は購入する時に柄は付いていません
玄翁の頭だけ握って
ガシガシ
釘とか鑿とか打ってもいいんですけど
とりあえず 柄はつけましょう
材質です
白樫 赤樫 グミ 牛ゴロシ 青タモ 槐 栗 黒タン 、、
色々試しました
イチロー選手のバットと同じ北海道青タモ材料とか
縁起のいい槐とか
グミ 牛ゴロシ皮付き芯もちでー
グイーンと曲げて とか
仲間のも入れて300くらい入れたかな?
結果
結局
白樫かなと
土田先生も白樫でいいよと
浩樹玄翁は精度が最高です
まずヒツ穴に面を取ります
0.5ミリ位かな
精度良く45度
更にその面に軽く面を
柄の仕込み寸法は
正確に各箇所で寸法があり
原寸を出してやります
知りたい方はFAXします 笑
打撃面を下に見て
柾目 使い
(鉋台と同じですね)
玄翁頭の打撃平面側(握って下)に木表を
ヒツ穴部は特に精度よく
ヒツ穴に入る部分 角度変えます
柄を握って
小指 床から5分離れる角度です
ヒツ穴部
穴寸法プラス1ミリ弱くらい大きく
ここの1ミリは
材料の堅さ柔らかさを職人センス
読みで
綺麗な正四角形を精度良く
握り手側
小口で
縦8分5厘 横8分
ややおむすび型
長さは1尺
頭平面を下に見て
上場は真っ直ぐ
下場は
真ん中で少し凹ませます
打撃の吸収です
形が出来たら柄を入れます
先を木ゴロシしない方が良いです
木の繊維を壊します
頭を下に置いて
柄のケツを叩くのではなく
空中でケツを叩き
仕込みます
自然と入っていきます
木槌でやるといいと思います
玄翁でも叩いてもバッチリいけますが
木口外して角叩いて
せっかく加工した柄をカケさせてしまうかもしれません(経験者は語る 笑
無理なく叩き入れます
隙間は全く無く
くびれ具合こんな感じですかね
バランスセンス
楔は無しで 頭からやや手間で柄を止めておくのが 粋 と
(写真は浩樹を撮り忘れて幸三郎玄翁)
木口は丸みをつけます
仕込みは
全て鉋仕上げ
ペーパーを使うと木肌がイマイチです
硬い木で擦ると艶が出ます
使いながら鉋で微調整を
幸三郎
全綱四角60匁80匁
個人的に
この仕込み寸法は
100匁以下かなと思います
最初 細い印象でしたが
これがいいんです
頭の重さが最大限振れて効きます
太いと握りは楽ですけど
棒を振ってる感覚が強くなりますね
曲がり柄もプロっぽくてかっこ良いけどブレます
弓を振ってる感覚で
まあ
まだまだ玄翁話はありますが
道具は自己満足
失敗しても
道具のせいに出来ないようにします
現場へ
お気に入りの道具で挑みます‼︎