大工の一本道

大工の落書き

大工道具 鑿 柄 挿げ

 

 

 

鑿の柄を挿げます

 

挿げるってすげー!

いえー!って言えー!

 

 

どーも いつものamouです

 

鑿柄の仕込み 

挿げるとも言います

 

はじめに

このやり方が正解かどうかわかりません 笑

 

準備

 

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ではでは まずは 鑿を用意です

持ってない方は

しっかり働き 稼いで買いましょう

(貰いものでも可  

 

 

新品です

大抵 仮挿げですので

しっかり現場で使える状態まで仕込みます

古鑿の手直しも基本一緒です

 

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まずはバラすので後で向きがわかるように印をしておきます

 

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バラします

 

この口金のコミの角を狙って

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これでコンコン

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コミは四角です

出てきて〜って優しい気持ちも大切です

 

置かずに空中でやります

 

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この少し見えてきたコミの角を狙ってコンコンです

 

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抜けました

立派なコミ

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次に カツラ

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古鑿などなかなか取れない場合があり

これを取る方法は色々あります

 

玄翁で 柄を滑らす感じでコンコン

ぼくはこんな風に持ちます

力は入れません

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古鑿など刃物を抜かないでやる場合は当然刃先は身体に向けない事

 

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これでもなかなか抜けない時

木にカツラが引っかかるパイで穴開けて

器具作ってもいいし

 

1番手取り早いのは

こんな感じ

 

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決して締め付けてはいけません

柄は大事です

カツラがかかる程度でゆるゆるです

 

打抜きでコンコン

 

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古鑿でも傷つけず 力入れずに抜けます

本当は木の丸棒などでコンコンがいいかと思います

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下にスポンと落ちる事が多いので

口金は付けておき 下にタオルとか落ちる対策をした方がいいです

 

 

口金も取ります

 

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これも同様にコンコン

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バレました

鑿は4つのパーツです

たった4つですがシンプルなほど奥が深いです

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バレましたら

次は口金とカツラに面を取ります

 

丸ヤスリで

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口金 2ミリくらいの面

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カツラ 

本来はカツラの内径狭い側に面

これは将来ひっくり返すのを見込んで逆入れ

 

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綺麗に面を取りましたら

入れてみます

 

口金から入れます

 

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こんな感じ

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コミが太い為

柄のコミ穴はギリギリをせめてるので慎重に

作業中 調整の為の小刀

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次にカツラを入れます

調整しながら

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柄を握って空中で

木槌で叩きます

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入るところまで

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ここからカツラを下げる作業

 

金床の上に厚めの紙を

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入れるカツラの

ワンサイズ大きいやつを置いて

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こんな感じに重ねます

小指でブレないように

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口金側から叩きます

ここは大きい木槌

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口金側を決して痛めない様に加減して

 

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長年やると木槌はこんな風になりますが

そんな事 男は気にしない

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下がり道具使ってもありかと思いますが

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カツラを下に入れた方が

ぼくは早く楽に下がります

器具はカツラも痛めますし

口金側がめり込んで柄の小口を痛める事もあります

それを回避する為 刃をつけたまま硬木引いてもいけますが 鑿本体を痛めそうな気がします

 

2ミリ位出たら

軽く玄翁で木口丸くして 完了

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本体を印の向き合わせて入れます

これ位入れたら

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カツラ側から 空中で叩きます

玄翁の頭と同じで自然としっかり入ります

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最後に

柄の中心と刃先が通ってるか確認して

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完了です

 

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組鑿 買ったらこれを10本やります

 

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ちなみに 鑿柄の木使い

掘り鑿は正面柾目

幅広さらい鑿は正面に板目 です

 

はー 長文疲れた 笑